2026/03/23 のまとめ
ノア・スミスが問う「いま見えている構図は、大戦前夜なのか」
経済学者ノア・スミスが、現在の国際的な同盟再編と軍備配置を1930年代後半の構図と重ね合わせ、第三次世界大戦の前哨戦が始まっている可能性を冷静に、しかし不穏に論じている。ノア・スミス「ぼくらは第三次世界大戦の前哨戦を見ている?」(2026年3月11日)↗note.com
「歴史は繰り返さないが韻を踏む」というマーク・トウェイン(とされる)言葉が、読後にずっと頭に残る類の記事。楽観したい気持ちと向き合うためにも読んでおきたい。
Claude Codeを複数プロジェクトで同時に走らせたい人へ——cmuxという選択肢
Claude Codeの「カレントディレクトリに縛られる」「サブエージェントの動きが見えない」といった不満を解消するツール「cmux」の紹介記事。複数プロジェクトをまたいだ開発で、各エージェントの挙動を可視化しながら並行作業できるようになるらしい。Claude Codeをヘビーに使い込んでいる人ほど刺さる内容。cmuxで変わるClaude Codeのマルチプロジェクト開発体験↗zenn.dev
AIコーディングツールが便利になるほど「AIを管理するためのツール」が必要になるの、マネジメント層が増殖する組織みたいで少し笑える。でもこれは実際に便利そう。
他者の企画をAIで2日コピー、3万ビュー獲得——Unityroomで起きた盗用問題の深刻さ
ゲーム投稿プラットフォームUnityroomで、他者が数週間かけて練った企画をAIを使い2日で複製・公開し、約3万ビューを集めた事例が問題になっている。当人は「ゲーム制作はコンビニバイト並みに簡単」と公言しており、AI時代の創作倫理とプラットフォームの対応が問われる事態に発展している。 AIで「他者の企画」を盗み、3万ビューを稼ぐ ― Unityroomで起きているAI盗用問題|ゲーマーじゃない↗note.com
技術的にできることと、やっていいことの間には広大な溝がある。「簡単にできる」は自慢ではなく、むしろ倫理観の欠如を証明しているだけという点に本人が気づく日は来るのだろうか。
Claude Codeが裏で何をしているのか、OpenTelemetryで丸裸にした話
Claude Codeを使っていて「何が遅いのか分からない」「サブエージェントが勝手に動いている」といったブラックボックス問題に直面した筆者が、OpenTelemetryを使ってAIエージェントの挙動をトレース可視化した実践記。導入後は「何してたか分からない」が解消されたとのこと。AIの生産性向上の裏にある観測可能性の重要さがよく伝わる。 Claude Codeの動きをOpenTelemetryで可視化したら「何してたか分からない」が消えた↗zenn.dev
AIに仕事を任せたら今度はAIの監視業務が発生する、という構造は人間社会の「管理職あるある」と本質的に同じで少し笑える。
フォロワー100万人の"愛国美女"、存在しない人間だった
トランプ支持者の間で絶大な人気を誇った金髪の元軍人インフルエンサー「ジェシカ・フォスター」。その正体はAIが生成した架空の人物で、愛国心とセクシーさを巧みに組み合わせたSNS詐欺だった。政治的影響力まで獲得していたというから、もはや笑い事ではない規模の話。 トランプ支持者100万人を熱狂させる"夢の女性" そのAI詐欺の手口↗courrier.jp
「F-22ラプターの前でポーズを取る美女」という設定、盛りすぎて逆にフラグだったのでは。100万人が見抜けなかったのは、見抜きたくなかったからなのかもしれない。
案内板の矢印の先に立てば、人はトイレにも非常口にもなれる
街中の案内板が指し示す先に自分が立つことで、矢印が指すものに自分自身がなってしまおうという企画。トイレの矢印の先に立てば自分がトイレ、非常口の先に立てば自分が非常口。くだらなさの純度が高く、読後感がとても良い。 案内板の矢印が指し示す先に立つと何にでもなれる↗dailyportalz.jp
発想が完全にデイリーポータルZのそれ。「矢印の先に立つ」というただそれだけの行為に全力で取り組む姿勢、嫌いになれるわけがない。
HTTPS証明書の有効期限、気づけば「6日」の世界に突入していた
かつて5〜10年だったSSL証明書の有効期限が、自動化の進展とともにどんどん短縮され、いまや6日という領域に達するまでの歴史をjxck氏が丁寧にまとめている。証明書周りの「なぜ今こうなっているのか」を一本で把握できる良記事。HTTPS 証明書クロニクル↗blog.jxck.io
有効期限6日ということは、手動管理していた時代の人が見たら卒倒する更新頻度。自動化していない環境はもう許されない。
ナイジェリアのテロ組織がやけに強かった理由を、現地で見てきた人の話
石油施設のセキュリティ主任として現地に駐在していた筆者が、テロ組織ボコハラムの異常な武装力と情報収集力の裏側について語る、生々しい一次証言。ナイジェリアの石油施設で、セキュリティ主任として勤務していた頃、当時同国で暴れ回り、市民を殺しまくっていた国際テロ組織「ボコハラム」がなぜ、あれだけ強力で、高価な最新の兵器で重武装し、ナイジェリア軍の動きをまるで手に取るように把握できるのかがとても不思議だった話↗posfie.com
記事タイトルがもはやあらすじ。しかし「不思議だった」で止めているあたり、答えを知ったときの衝撃が想像できる。こういう話は当事者から聞くのが一番重い。
AIが書いたコードをAIにセルフレビューさせる、人間の疲弊から生まれた仕組み
Claude Codeの出力に毎回ツッコミを入れるのが大変すぎて、実装後に自動でセルフレビュー&修正をかけるワークフローを構築した実践記録。AIによる実装の品質が微妙で毎回自分で指摘しまくる必要があったので、確認前に自動で品質を上げさせるようにした - $shibayu36->blog;↗blog.shibayu36.org
「AIに仕事をさせたら、AIの仕事をチェックする仕事が増えた」という現代の寓話。結局それもAIにやらせるの、マトリョーシカ感がある。
ChatGPTもClaudeもGeminiも一画面に——セルフホスト可能な統合AIチャット「LibreChat」
複数のAIチャットサービスを一つのインターフェースにまとめられる無料のセルフホスト型プラットフォーム「LibreChat」の紹介記事。ウェブ検索や画像生成機能も備えており、各社サービスを行き来する煩わしさを解消できる。自前で環境を立てられる人には実用性が高いツール。 ありとあらゆるAIモデルを組み合わせることができる「LibreChat」で「ウェブ検索」「画像自動生成」をやってみる、無料でセルフホスト可能↗gigazine.net
AIサービスが増えすぎてそれを束ねるツールが必要になる、という状況自体がもう十分にカオスではある。便利なのは間違いないので、API代の請求書だけは冷静に見守りたい。
マスク氏、半導体工場「Terafab」構想を発表——計算資源を宇宙にまで広げる野望
イーロン・マスク氏がテキサス州オースティンに建設予定の次世代半導体工場「Terafab」を発表。ロジック・メモリ・パッケージングを一つの施設に統合し、2nmプロセスを採用する計画で、さらに計算リソースを宇宙空間に展開する構想も含まれている。SpaceX・xAI・Teslaの全リソースを束ねた、マスク氏らしいスケールの話。 マスク氏、次世代半導体工場「Terafab」発表 計算リソースは宇宙空間へ↗itmedia.co.jp
「Giga」の次は「Tera」。命名規則がシンプルなので次は「Petafab」だろうか。風呂敷の広げ方に関しては世界トップクラスなので、畳む方もそろそろ見せてほしいところ。
恐竜学部生の住まいは「白亜紀ダイナ荘」——福井のマンション命名センスが強すぎる
福井県立大学に新設された恐竜学部の学生向け賃貸マンション「白亜紀ダイナ荘」が勝山市に完成。竣工祝いには恐竜の着ぐるみ姿の関係者がパレードを行うなど、街ぐるみで恐竜推しの姿勢が徹底されている。大学・自治体・不動産が一体となった"恐竜の街"づくりの一端が垣間見える話題。 「白亜紀ダイナ荘」完成、福井県立大恐竜学部生向けマンション 勝山:朝日新聞↗asahi.com
住所に「恐竜」は入っていないのに、ここまで振り切れるのは素直にすごい。就活で「白亜紀ダイナ荘出身です」と言ったときの面接官の反応が少し気になる。
AIがブラウザを勝手に操作する時代、CLI 2.0で速度も2倍に
AIエージェントにコマンドラインからブラウザ操作を任せられるPythonライブラリ「Browser Use CLI」がバージョン2.0に。Chrome DevToolsへの直接接続により操作速度が2倍になったとのこと。自然言語で「このページのフォームを埋めて送信して」と頼めばやってくれる世界が、また一歩近づいた。 AIエージェントがコマンドラインでブラウザを自動操作できる「Browser Use CLI 2.0」リリース。Chrome DevToolsへの接続などで操作速度が2倍に↗publickey1.jp
速度2倍ということは、以前は相当もたついていたのだろうなという察しが働く。それでも「AIがブラウザを操る」というロマンの前では些細なことかもしれない。
妻「プログラマーってデスゲームもあるんでしょ?」──ある意味、正しい
「皆さんには…システムを…開発して頂きます」というフレーズから、奥様がプログラマーの仕事をデスゲームと認識していたという微笑ましいエピソード。Togetterにまとまった反応も含めて、IT業界の「あるある」と「そうじゃない」が入り混じっていて楽しい。 「皆さんには…システムを…開発して頂きます」 妻が「プログラマーって、デスゲームとかもあって大変な仕事だよね」と言ってきた↗togetter.com
デスマーチとデスゲームの区別がつかないのは無理もない。むしろ納期直前のプロジェクトはデスゲームより過酷な場合すらあるので、奥様の直感は鋭いとも言える。
UUIDが重複しない理由を、筋肉系エンジニアがジムのたとえで解説
「なぜUUIDは重複しないのか」という素朴だけど意外と深い問いに、アルゴリズムの仕組みから丁寧に答えている記事。タイムスタンプ・乱数・バージョン違いなど、UUIDの各方式がしっかり整理されていて勉強になる。たとえ話が全部ジムと筋トレなのは著者の個性。 UUIDはなぜ重複しないのか?↗zenn.dev
ロッカーの鍵やパーソナルトレーナーの予約でUUIDを説明する記事は史上初かもしれない。技術解説としてちゃんと成立しているのがまた良い。
飼育員の影に全力で挑むフンボルトペンギンの子ども、勝敗の行方
長崎ペンギン水族館の公式アカウントが投稿した、飼育員さんの影と戦うフンボルトペンギンの子どもの動画が話題に。最初は何かわからず首をかしげ、やがて影の正体に気づいていく過程がたまらなく愛おしい。無垢さと知性が同居するペンギンの姿に、見た人の心が軒並み溶けている。 飼育員さんの影VSフンボルトペンギンの子ども 無垢な反応に笑いと愛おしさが込み上げる動画「気づいたの賢い!」↗togetter.com
世界最多9種類のペンギンを飼育する特化型水族館という時点で、もう運営側の「好き」の圧が強い。ペンギン以外の生き物、肩身が狭くないだろうか。
国会図書館のOCR技術がブラウザで完結、AI校正までついてくる
NDL(国立国会図書館)のOCRエンジンをベースに、ブラウザだけで日本語OCRが完結するツール。画像データを外部サーバーに送らないのでプライバシー面も安心。さらにClaude・GPT・Geminiなど複数のAIで誤認識を校正でき、差分の個別承認までできる丁寧な作り。 GitHub - ogwata/ndlocr-lite-web-ai↗github.com
古い文献のデジタル化に取り組んでいる人にとっては、かなり実用的な選択肢になりそう。ブラウザ完結というのが地味に偉い。
新宿デパ地下のフィナンシェを片っ端から買い集める贅沢
新宿タカシマヤと伊勢丹で「焼きたてフィナンシェ」が買えることに気づいた筆者が、デパ地下を巡ってフィナンシェを集めまくる企画。同じ焼き菓子なのに店ごとの個性がしっかりあって、読んでいるだけでバターの香りがしてくる。 新宿デパ地下フィナンシェハンティング↗dailyportalz.jp
「ハンティング」と名乗るわりに、やっていることは優雅な焼き菓子の食べ比べ。こういう平和な狩猟ならいくらでも参加したい。
Git worktreeの複雑さをClaude Codeのスキルに丸ごと押し付ける設計
AIに実装を任せる場面が増えるほど、開発者は複数タスクを並列で進めたくなる。そこでGit worktreeの運用をClaude Codeのスキルとして設計し、複雑なブランチ操作をAI側に委ねるという実践記。Findyでの社内展開の知見がまとまっている。 Git worktreeの運用をスキルに委ねる ―複雑さを隠蔽するClaude Codeスキル設計の実践―↗tech.findy.co.jp
「人間が覚えたくないことはAIに覚えさせる」という割り切りが潔い。worktreeを手で管理していた時代の苦労を知っている人ほど刺さる記事だと思う。
風景を見て「#FF8C35だなぁ」と思える人間になれる記事
目の前の景色から色を抽出してカラーコードで表現するという、デザイナーの職業病を記事にしたような企画。3Dの埋め込みまであり、ただのネタ記事に収まらない技術的な遊び心も感じられる。景色のカラーコード↗omocoro.jp
オモコロ、たまに技術力の使い方がバグってるのが好きです。記事を読むのにブラウザ互換を気にさせられるWebメディア、なかなかない。
Windows 11、ついにMicrosoftアカウントの強制をやめる方向へ
メモリ使用量の削減やローカルアカウントでのセットアップ復活など、Windows 11が「普通に使いやすいOS」を目指す大規模アップデートの方針を発表。ユーザーが何年も言い続けてきたことに、ようやく耳を傾けた格好です。Windows 11の大改革。メモリ削減やMicrosoftアカウント不要化へ↗pc.watch.impress.co.jp
Microsoftアカウント強制はあまりに不評だったので、「改革」というより「元に戻しただけでは?」という気持ちがなくもない。でもまあ、戻してくれるだけマシです。
Claude Codeに「前回の記憶」を持たせたら、AIとの対話が別物になった話
CLAUDE.mdにプロジェクト方針を書いておくだけでなく、セッションをまたいだ長期記憶の仕組みを整えたら、壁打ち相手としてのAIが格段に賢くなったという実践記。毎回「えーっと、このプロジェクトは…」から始まるあの虚無が消えるのは確かにでかい。Claude Codeに長期記憶を持たせたら、壁打ちの質が変わった↗zenn.dev
人間同士でも「前も言ったよね?」は地味にストレスなので、AIが覚えていてくれるのは素直にありがたい。逆に言えば、今まで毎回記憶喪失の相手と壁打ちしてたわけで、よく耐えてたなとも思う。
クックパッドの「外部レシピ取り込み機能」が炎上→見直しへ。便利とリスペクトの境界線はどこか
クックパッドが外部サイトやXのレシピを自アプリに取り込める「レシピスクラップ」機能を発表したところ、料理家たちから「リスペクトがない」と猛反発を受け、機能見直しに追い込まれた一件。「Notionのクリップと同じでは?」という冷静な指摘もあり、論点が意外と深い。「クックパッドの新機能ひどい」外部レシピ取り込みに料理家ら反発、機能見直しへ…… 一方「Notionなどと同じでは?」の声も↗itmedia.co.jp
個人のメモ帳に保存するのとプラットフォームが吸い上げるのでは、技術的には同じでも意味合いが変わる。ブックマークとキュレーションの境界は、結局「誰が得するか」で決まるのかもしれない。
冒頭の一文だけで完結する小説、第301回の粒ぞろい48作品
「書き出し」だけで物語を成立させるという潔すぎる文学賞が、気づけば301回を迎えていた。規定部門のお題『それっきりの人』がまた絶妙に切ない。書き出し小説大賞 301回秀作発表↗dailyportalz.jp
301回続いているということは、書き出しだけ書いて満足する人がそれだけいるということ。完結させない勇気、ここに極まれり。
Google製なのにGeminiより頼れる? NotebookLMを本気で使い倒すためのTips集
PDFやYouTube動画を放り込むだけでポッドキャストやスライドまで生成してくれるNotebookLMの実践的な活用テクニックが10個まとめられていて、素直に便利そうだなと思える内容。「Geminiより優秀」の声も。NotebookLMを200%使い倒す裏ワザ10選 | ライフハッカー・ジャパン↗lifehacker.jp
「200%使い倒す」という表現、裏を返せば普段100%も使えていない人が大半ということでは。かくいう自分もその一人ですが。
男塾から濁点を奪うと、硬派が一気にほのぼのになる
『魁!!男塾』の名物ワードから濁音をすべて抜くとどうなるか、という誰も頼んでいない検証が丁寧に行われている。「油風呂」が「あふらふろ」になった瞬間の脱力感は一読の価値あり。『魁!!男塾』の男塾名物を「濁音なし」で言い換える↗omocoro.jp
濁点ひとつでここまで印象が変わるのは日本語の面白さであり、同時に男塾がいかに濁点に依存した作品だったかの証明でもある。
3年間放置した「どこでもドア」を、ついに断捨離する決意
3年前に拾ったどこでもドアを「何かに使うかも」と保管し続けた末、結局何にも使わず断捨離に至るまでの顛末。どこにでも行けるはずの道具を持て余す人間の業が描かれている。どこでもドアを断捨離する(傑作選)↗dailyportalz.jp
どこでもドアがあっても使わない人は、宝くじが当たっても換金を忘れるタイプだと思う。
「川の資料館だった」——過去形で自己紹介する看板の潔さ
役目を終えた施設の看板が「川の資料館だった」と堂々の過去形で掲示され続けている光景が話題に。撤去でも放置でもない、第三の選択肢がここにある。確かにもう川の資料館じゃないけど、そんな看板の保存方法ある?「SNSのなりすましネタ垢みたいなやり過ごし方過ぎる」「撤去費用出せなかったのか…」↗togetter.com
建物自体はコワーキングスペースとして第二の人生を歩んでいるのに、看板だけ前世の記憶を語り続けているの、なんだか哲学的ですらある。
高架下にデータセンターを置くという、よく考えたら合理的な発想
東急大井町線の高架下空間を活用した都市型データセンターの実証実験がスタート。土地代が高い都心で「すでにある構造物の下」を使うのは、言われてみれば盲点だった。東急大井町線高架下にデータセンター 都市型DC実証実験↗watch.impress.co.jp
電車の振動とか大丈夫なのか気になるところだけど、そのあたりも含めての「実証実験」なのだろう。高架下といえば居酒屋か駐輪場のイメージだったが、時代は変わる。
AWSのローカルエミュレータ「floci」——LocalStackの軽量な対抗馬になるか
AWSサービスをローカルでエミュレートできるOSSツール「floci」。"Light, fluffy, and always free"を掲げており、軽量さと無料であることを前面に押し出している。LocalStackの有料化路線に疲れた人にとっては気になる存在かもしれない。floci: Light, fluffy, and always free - AWS Local Emulator↗github.com
名前の由来はおそらくフロッキー(ふわふわ)あたりだろうか。GitHubのdescriptionがセッション切れのデフォルト文しか取得できていないので、実際のREADMEを見てからの判断をおすすめします。
国立の博物館・美術館、頼りにするなら予算もちゃんとつけてほしい話
政府が国立博物館・美術館の今後5年間の中期目標を発表。観光資源として期待を寄せる一方で、予算や人員の面では十分な手当てがなされていないのではないか、という朝日新聞の社説。「活用したいなら軽んじるな」という主張はまっとうで、文化行政の構造的な矛盾を突いている。(社説)博物館と美術館 頼るのに軽んじるとは:朝日新聞↗asahi.com
「頼るのに軽んじる」、これは博物館に限らず日本社会のあちこちで見かける風景な気もする。教育とか介護とか。見出しだけで刺さる人は多いのでは。
裁判にAIは使えるのか——最高裁が法的・倫理的論点の整理に着手
大量の証拠を扱う裁判官の業務に生成AIを活用できるか、最高裁が本格的に検討を進めている。現時点では利用不可だが、事務効率化の可能性を見据え、法的・倫理的な論点を整理して方向性を見極める段階に入った。司法という最も慎重さが求められる領域でのAI議論として注目される。 裁判にAI、活用は可能? 最高裁で議論本格化(共同通信) - Yahoo!ニュース↗news.yahoo.co.jp
「AIが判決を出す」と聞くとSFめくが、実態はまず書類整理や要約からという地に足のついた話。とはいえ「AIがハルシネーションで判例を捏造」という悪夢だけは全力で回避してほしい。
2003年のインターネット回顧録──Winny逮捕とブログ元年の空気感
INTERNET Watch 30周年企画の一環で、2003年のネット事情を振り返る記事。Winnyの流行によるトラフィック問題や逮捕者の発生、そして「ブログ」という言葉が日本で広まり始めた年でもあった。たった20年ちょっと前なのに、まるで別の惑星の話のよう。 【2003年のINTERNET Watch】「Winny」流行、トラフィック増加が問題になったうえに逮捕者も。「ブログ」が話題になり国内で広がる↗internet.watch.impress.co.jp
2003年は「P2Pで逮捕」と「ブログ誕生」が同居していた年。破壊と創造が同時に来るのはインターネットの伝統芸なのかもしれない。
classを極力書きたくない人へ贈る、超軽量UIライブラリ「Oat UI」
セマンティックなHTMLをベースに、最小限のclass指定でUIコンポーネントを組めるという軽量ライブラリ。依存関係ゼロでカスタマイズも容易、ミニマルなデザインが好みなら選択肢に入る。ミニマルなデザインで使いやすい! シンプルなHTMLでさまざまなUIコンポーネントを実装できる超軽量ライブラリ -Oat UI↗coliss.com
「classレスとまではいかない」という正直な紹介文に好感が持てる。完全classレスを謳って結局data属性まみれになるよりよほど誠実では。
ラーメン二郎で丼の中身が寸胴にダイブした件、悪意か事故か問題
ラーメン二郎一橋学園店で客の丼の残飯が寸胴に入り営業終了に追い込まれた騒動。「テロ行為だ」と憤る声の一方、客側に寸胴がある店舗構造を見ると「むしろ今まで起きなかったのが奇跡では」という冷静な指摘も。「二郎に限らずこういうラーメン屋多すぎる」ラーメン二郎で客が丼を寸胴へ放り込むトラブル...しかし寸胴の位置、狭さ、システムを考えると事故の可能性がありそう↗togetter.com
返却口のすぐ横に寸胴が口を開けて待っている店舗レイアウト、冷静に考えるとなかなかのトラップ設計。 悪意ある犯行か不幸な事故かはさておき、物理的に防げる問題は物理的に防いだほうがいい、という教訓。
商品画像と実物の落差がすごいアザラシヘアクリップ、しかし「夜勤明け感」が逆に刺さる
ネットで買ったアザラシのヘアクリップが商品画像と別人すぎて声が出たという投稿に、「しょんもりしてて逆にかわいい」「どうした?夜勤明けか?」と愛でる声が続出。期待を裏切られたのに愛着が湧くという、通販ガチャの最良パターン。アザラシのヘアクリップ、商品画像と違いすぎて声出た…でも逆に愛着湧いてくる「しょんもりしてて可愛い」「どうした?夜勤明けか?」↗togetter.com
「夜勤明けか?」というコメントの解像度が高すぎる。あの目の虚ろさ、たしかに見覚えがある。
NASの皮を被ったバックアップ要塞、Synology「DP340」という選択肢
見た目は完全にNASなのに中身はバックアップ専用機――Synologyが本気で作ったランサムウェア耐性アプライアンス「DP340」の仕組みと狙いを、清水氏がじっくり解説した記事。イミュータブルバックアップやエアギャップといった防御思想が丁寧に紹介されていて、中小企業のIT担当者には刺さる内容。見た目はNASだが中身は別もの!! ランサムウェアにも耐えるバックアップを実現するSynology ActiveProtectアプライアンス「DP340」の正体↗internet.watch.impress.co.jp
Sponsored記事ではあるが、技術的な中身はしっかりしている。それにしてもSynologyは「NASの会社」というイメージを自ら壊しにかかっていて、その勇気は買いたい。
20年連れ添ったメモアプリとの別れ、そしてObsidianという沼
20年以上愛用した「紙copi」がPC新調時に入手困難となり、Obsidianへ乗り換えた顛末記。Sync課金にまで至る沼のほとりで、かつての相棒への静かな弔辞が読める。無知のObsidian↗anond.hatelabo.jp
タイトルの「無知の」が気になるが、ソクラテスというよりは「知らなかった自分への驚き」のニュアンスだろうか。20年同じメモアプリを使い続けられる人間の忠誠心、もはや美徳。
「23名在籍」と書いたからには23人描く、その律儀さよ
歯科医院の広告看板に「歯科医師23名」と記載があり、イラストもきっちり23人分描かれていたという、ただそれだけの話なのに妙に心を打たれる一件。広告看板のイメージイラストが忠実↗dailyportalz.jp
数字と絵が一致しているだけで「誠実さ」を感じてしまうの、普段どれだけ雑な広告に囲まれているかの裏返しかもしれない。
「歯」でビンゴをやるという発想、誰の脳から出てきたのか
デイリーポータルZのメルマガ「うっかりデイリー」3/21号は、歯をビンゴに見立てるという常人では思いつかない企画が展開されている模様。歯についてこんなに真剣に向き合う場面、歯医者以外ではなかなかない。歯ビンゴ / うっかりデイリー 2026年3月21日号↗dailyportalz.jp
メルマガなので全容は購読者のみぞ知る世界。気になる方はこの機会にぜひ。デイリーポータルZは課金して損しないタイプの媒体だと個人的には思っています。
あすけんの未来さん、渋谷駅でもちづきさんのドカ食いを見つめてしまう
食事管理アプリ「あすけん」のAIキャラと、ドカ食い漫画『もちづきさん』の広告が渋谷駅で隣り合わせになり、まるで未来さんが絶望の眼差しでドカ食いを目撃しているような構図が爆誕した。「もろにもちづきさんの顔見てんのツボる」 渋谷駅で「あすけん」のキャラが望月さんを見つめる広告が掲出、そりゃこんな目になる↗togetter.com
広告の配置は偶然らしいが、あすけん側のマーケ担当が裏で手を回していたとしても驚かない。
ホルムズ海峡の機雷を除去するブラウザゲーム、やっていることは完全にあのWindowsの名作
ホルムズ海峡の地図上で機雷を除去するという体裁だが、中身は正真正銘のマインスイーパーである。時事ネタとレトロゲームの融合が妙に味わい深い。ホルムズ海峡で機雷の除去ができるマインスイーパー「Hormuz Minesweeper」↗gigazine.net
「Minesweeper」を直訳すれば確かに「機雷除去」なので、何もおかしくはない。おかしくはないのだが。
AIに「道徳の話して」と振ったら、妙に完成度の高い寓話が返ってきた件
全知を得た男がたどる結末――AIが即興で語った道徳話が、なんだか妙に刺さる出来だったという報告。 AIに「道徳を学ぶ上で最も適している話を教えて」といったら↗anond.hatelabo.jp
道徳を教える側が道徳を持たない存在というのは、考えてみるとなかなか皮肉が効いている。 それにしても「この世の全てを知った男」の話を、学習データから組み立てた存在が語るの、入れ子構造すぎないか。
中学の下校風景から始まる、先輩を「推す」話
近所で母校の中学生の下校に遭遇するところから始まる朝エッセイ。日常の何気ない光景をきっかけに「人気な先輩を推す」という独特の角度へ展開していく、デイリーポータルZらしい温度感の文章。人気な先輩を、推す(2026.3.23 朝エッセイと更新情報)↗dailyportalz.jp
朝にエッセイを出すという習慣、続けられているだけで尊敬に値する。自分なら3日目で「今日の朝エッセイは休みです」と書いて終わる。