集英社2292億円の決算が示す「もう出版社じゃない」という事実
紙の本を刷って売る会社がなぜ2292億円を叩き出せるのか——ソニー・KADOKAWA・バンダイとの比較から浮かび上がる「IP帝国」としての日本型コンテンツビジネスの構造を、4つの機能分類で読み解く力作。
Google Earthで空を飛べるようになった結果、人類の生産性がまたひとつ失われた
ウェブ版Google Earthにフライトシミュレータ機能が全ユーザー開放され、「操作が難しいけど面白い」「時間が溶ける」と各所で話題に。ブラウザひとつで地球上どこでも飛べる時代、仕事中に開かない自制心が試される。
コードを書く時代から「仕様を回す」時代へ──ループエンジニアリングという視座
AIエージェントが実装を担うようになった今、開発者の主戦場はコードからドキュメントへ移りつつある。仕様・計画・検証・エビデンスを"一度きりの納品物"ではなく次の実行に戻るループとして設計し直す「ループエンジニアリング」の考え方を整理したスライド。書いて終わりの仕様書に何度泣かされてきたかを思えば、ようやく時代が追いついた感がある。
博多ひよ子を見抜いてチョコボールを開封する装置、情報量が多すぎる
東京ひよ子に紛れた博多ひよ子が正面に来た瞬間だけチョコボールを自動開封する──文字にしても意味がわからないが、動画を見るとちゃんと動いている。4488個目のチョコボールを開封し続ける人物の最新作にして、技術の無駄遣いの到達点。
LLMの"記憶力"をどう節約するか──KV共有・mHC・圧縮アテンションの基本を押さえる
推論やエージェント的ワークフローが当たり前になるにつれ、長大なコンテキストを保持するKVキャッシュのコストが無視できなくなっている。「KV共有」「mHC」「圧縮アテンション」という3つの新技法がそれぞれどうメモリを削るのかを、図解付きで丁寧に解説した記事。名前だけ聞くと難解だが、要するに「全部覚えてたらパンクするので賢く忘れよう」という話である。
「AIエージェントの実行基盤、Cloudflareが本命」という中の人からの熱いプレゼン
Cloudflare社員である筆者が、エッジコンピューティング・Durable Objects・Workers AIなどの仕組みを挙げながら、AIエージェント時代のインフラとしてCloudflareが最適だと力説する。ポジショントークと言ってしまえばそれまでだが、アーキテクチャの整理として読み応えがある。
Google SREが語る「AIエージェントで運用を変える」実践録
Search・Gmail・YouTube等の信頼性を支えてきたGoogle SREチームが、エージェント型AIをどこにどう適用しているかを解説する公式ブログ。20年超の運用知見とAIの交差点にある話で、SRE実務者には見逃せない内容。
Claude最新モデル「Fable 5」、リリース直後に脱獄される
Anthropicの最新LLM「Claude Fable 5」が研究者によって早速ジェイルブレイクされ、脆弱性悪用に関する知識を出力させることに成功したとの報告が公開された。安全性を売りにしてきたAnthropicにとっては痛い一報。
Google Earthにフライトシミュレータが来た(ウェブだけど)
ウェブ版Google Earthで、キーボード操作による没入型フライトシミュレータが試験運用として使えるようになった。ブラウザだけで世界中を飛び回れるというのは、地味にすごい時代である。
VZ Editorの生みの親・兵藤嘉彦さんが語る、黎明期プログラマーの歩んだ道
『獣神ローガス』を勝手に作り直し、あの伝説的テキストエディタ『VZ Editor』を世に送り出したc.mosこと兵藤嘉彦さんのロングインタビュー。日本のパソコン史がそのまま一人の人生に重なる、密度の濃い記録です。
ウィザードリィの名物モンスター「マーフィーズゴースト」、そのマーフィー本人が見つかる
40年以上プレイヤーを序盤で苦しめ続けたあの幽霊には、ちゃんとモデルになった実在の人物がいた――海外メディアの執念の取材で判明した、意外な由来と本人の反応。
Forza Horizon 6、日本が舞台に。「日本らしさ」を支えた文化アドバイザーの仕事とは
峠道、首都高、サービスエリア――観光パンフレットではなく「日本人が当たり前に感じる空気」をどう落とし込んだのか、文化アドバイザー山下恭子氏が語るインタビュー。
ハセガワの「ブックベンダー」プラモで、国道沿いのあの背徳を再現する
かつて国道沿いに佇んでいた、思春期の少年をざわつかせたあの自販機——ハセガワのレトロ自販機シリーズ「ブックベンダー」が再販され、ディテールアップで往年の空気感をガッツリ再現する記事が楽しい。
AC6と戦ヴァルの血を引く高速メカACT『Ironwing Valiant』が気になる
『アーマード・コア6』のスピード感と『戦場のヴァルキュリア』の戦術性を掛け合わせた高速メカアクション『Ironwing Valiant』が紹介されており、リアルタイムとコマンドバトルの融合という欲張りな設計が興味を引く。
クールジャパン機構、累積赤字383億円。クリエイターの手元には届かず
「日本のコンテンツを世界へ」という看板を掲げながら383億円の赤字を積み上げ、肝心のクリエイターにはほぼ還元されなかったクールジャパン機構の惨状に、現場の漫画家が「こっちに投資してくれ」と声を上げている。
「没入型テーマパーク」のレポ漫画に興奮したら、待っていたのは残酷な現実だった
自分の行動で物語が変わるイマーシブ体験のレポ漫画が話題に。「どこで体験できるの?」と盛り上がったXの反応には、罪深いオチが潜んでいたという。かつてのプレイバイメール勢も反応する懐かしさ。
黒田硫黄『船頭安五郎』——30年経っても「異様な本気」は衰えない
中条省平が黒田硫黄の新作長編『船頭安五郎』を読み解く書評。『大日本天狗党絵詞』で度肝を抜いてから30年以上、この作家の不可思議な凄みはいまだ健在らしい。
声優業界で生き残るのは「上手い人」ではなく「使いやすい人」だという現実
実力より安定感、完成度より現場の空気を読む力、そして打ち上げにちゃんと来るかどうか——声優業界の内側から語られる「売れる条件」が、あらゆる業界人の胃に刺さる。
ジャンプラ新連載「あっ、悪魔ちゃん」が描く"地方の子の上京阻止"に増田が本気で怒っている
好きな男の子が東京に行くのを止めたい小学生が悪魔コスで奮闘する新連載に対し、「田舎の子供の未来を閉ざす最悪の構造」と真正面から批判する増田の熱量がすごい。
豆乳茶づけの先にある「あらゆる乳で茶づけ」という探求
CMで見かけた豆乳茶づけに触発され、「他の乳でもいけるのでは」と突き進んだ実験レポート。発想の出発点はCMという極めて平和な場所だが、着地点はだいぶ遠くまで来ている。